作品概要:2003年秋から2005年の冬、ゲート通りの3ピースバンド”JET”のギタリストだったジミー宜野座氏との出会いと別れを軸に一旅行者から見たコザの移り変わりを綴った小説形式のセミノンフィクションです。
『想い出かき集めても』
作:mikey(まいきー)
たった一年の出会いと別れだった。
思いのたけも伝えられず、ましてや肌すら合わせたことすらない彼が遺してくれた想い出をリピートして、薄れさせないようにしっかりとかき抱く。
そのたびに私は、在りし日の彼が微笑む写真を撫でて呟く。
おーい。また、どこかで酒飲んでいるのですか。ジミーさん。
声をかけると、写真の中のジミーさんは困ったような顔で笑っていた。
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『想い出かき集めても』
作:mikey(まいきー)
たった一年の出会いと別れだった。
思いのたけも伝えられず、ましてや肌すら合わせたことすらない彼が遺してくれた想い出をリピートして、薄れさせないようにしっかりとかき抱く。
そのたびに私は、在りし日の彼が微笑む写真を撫でて呟く。
おーい。また、どこかで酒飲んでいるのですか。ジミーさん。
声をかけると、写真の中のジミーさんは困ったような顔で笑っていた。
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中の町の街路樹
フォト&文 川上真理子
コンクリートの街に、容赦なく襲いかかる島の太陽。
陽炎をさけて街路樹の下を歩く。とても静かだ。時折車が行き過ぎるだけで、人の姿はない。まるで死んだ街。
しかし、南の島の太陽が海に隠れ、涼やかな風が吹き出す時間になると、町は少しずつ姿を変える。居酒屋の赤い提灯、アメリカンバーの派手なネオン、スナックという名目で女たちがはべるクラブの気取った灯。
街が化粧を終えた頃、女たちもまた着飾り、子どもを預けて出勤する。この街で働く女の7割が母子家庭と言われている。
深夜。狭い街路樹の下をタクシーが頻繁に行き交うなか、声高に行き過ぎようとする男たちに、呼び込みのニーニーたちがしつこく付きまとう。相手がウチナーであれアメリカーであれ関係ない。
呼び込みたちは、耳元につけた無線で店内に連絡する。それは見事な連携プレー。たまに廻ってくるパトカーも、この手でかわしている。
彼らがタムロする横で、かなりの年齢だろうと思われる女たちもまた、客引きに精を出す。彼女たちのターゲットは、同年齢の酔客だ。懐の暖かそうな千鳥足を見つけたら、その腕をガシッとつかんでウチナーグチでまくし立てる。
このような光景が、二時、三時まで繰り広げられる夜の中の町。明け方が近づく頃、ようやく町は静けさを取り戻す。
それでも、バーのドアをくぐってみれば、仕事を終えたスナックの女たちや、飲み足りない酔っ払いたちがカウンターに陣取っている。ここでも男と女の駆け引きが繰り返され、誰かが笑い、誰かがわめき、誰かが泣いている。バーのオーナーの仕事は、彼らの吐き出すゴミを受け止めることなのだ。
朝の太陽が静かに街を照らすころ、夜の町に捨てられた重荷と愚痴と、長年の不摂生で疲れた体を抱えて、バーのオーナーたちは家路につく。
明るくなった通りの、街路樹の下に、客にあぶれた初老の女が立っていた。
タグ :コザ文学賞
【サンプル投稿】
コザの屋上風景

コザの街からは、色んな屋上風景を見ることができます。ご近所の建物の屋上には、洗濯物がはためいていたり、あるいは丹精込めて手入れされた植物が彩を添えていたり……。
コンクリートの街だけど、空はとっても広い。そのせいか、人間の暮らしがごちゃごちゃに詰まっていても、ここでは息苦しさを感じない。
それは、コザの街そのものの姿。
人と人の距離がとっても近くて、そのために街のいろんな出来事が耳に入ってきますが、少なくとも、人同士が本気で争う姿は、この街では見たことがありません。
もちろん軋轢はあるし、噂も飛び交う。
でも、敵味方に分かれての権力闘争や、溝に落ちた犬を叩くような、まるで殺し合うかのごとき厳しい生存競争はない。どこかで、相手を認めているし、そこには人としての優しさが同居しています。
そんな感性を維持し続けて、コザは生きています。
■写真と文章 コザクラオバァ(ブログがある場合はリンク歓迎です)
※読みやすさを考慮して、改行などを適時入れてください。
※フォトエッセーの場合、写真は横400ピクセル程度まで。
コザの屋上風景

コザの街からは、色んな屋上風景を見ることができます。ご近所の建物の屋上には、洗濯物がはためいていたり、あるいは丹精込めて手入れされた植物が彩を添えていたり……。
コンクリートの街だけど、空はとっても広い。そのせいか、人間の暮らしがごちゃごちゃに詰まっていても、ここでは息苦しさを感じない。
それは、コザの街そのものの姿。
人と人の距離がとっても近くて、そのために街のいろんな出来事が耳に入ってきますが、少なくとも、人同士が本気で争う姿は、この街では見たことがありません。
もちろん軋轢はあるし、噂も飛び交う。
でも、敵味方に分かれての権力闘争や、溝に落ちた犬を叩くような、まるで殺し合うかのごとき厳しい生存競争はない。どこかで、相手を認めているし、そこには人としての優しさが同居しています。
そんな感性を維持し続けて、コザは生きています。
■写真と文章 コザクラオバァ(ブログがある場合はリンク歓迎です)
※読みやすさを考慮して、改行などを適時入れてください。
※フォトエッセーの場合、写真は横400ピクセル程度まで。
【募集内容】
コザをテーマとした、印刷媒体未発表作品に限る。
優良作であっても、テーマ外の作品は、選考外とする。
ジャンルは不問だが、より幅広い層に作品を読んでもらうため、
作品傾向はてぃーだの基準に準ずること。また今回の募集部門は、
フォトエッセー部門およびショートストーリー(ドキュメント可)部門の、
二部門となる。
【賞金など】
フォトエッセー部門 最優秀5万円・優秀3万円、その他の入賞作に記念品。
短編部門 最優秀10万円・優秀5万円、その他の入賞作に記念品。
入賞作品は、まとめて出版する。
【応募期間】
2008年6月1日~2008年12月末日
【応募資格】
国籍年齢・プロアマ問わず。
【応募規定】
・原稿枚数
“フォトエッセー部門”
1作品に付、写真1点+400字~800字のエッセー(400字詰原稿用紙に換算して1~2枚)の形式とする
“ショートストーリー部門”
4000字~12000字(400字詰原稿用紙に換算して10~30枚)
・複数作品(1人の応募者につき3作品まで)応募可。但し印刷媒体未発表作品のこと。
・メールによるデータ送信、もしくは、コザ文学賞ブログへの直接投稿(ていーだブログ会員に限る)による。投稿した場合は、別途、メールにて住所・氏名などを要連絡のこと。
・メールによる応募の場合は、作品タイトル・氏名(ペンネーム使用の場合はペンネームも)・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号を明記のこと。また、氏名とペンネームにはふりがな必須。
・マスコミ・ネット・印刷媒体作品の二次使用および転載は不可とする。但しドキュメント作品の場合、文献・資料からの引用は可(その場合、引用した資料を明記のこと)
・入賞の場合、出版の権利は琉球出版社に移行。
・なお、メールでの投稿・連絡先は、記事末尾に記載。
【発表予定】
応募作品は、読者からのコメントを受けられるブログ形式で、
順次、インターネット公開する(公開は3月末日まで)。
2009年4月より審査委員会にて審査、優秀作品を選定、5月までに発表。
入賞作品は琉球出版社の協力を得て出版する。
【審査委員会】
阿川大樹/綺羅光/源河茂/荻野達司/わうけいさお/平田健太郎
【実行委員会】
コザ漫遊国閣僚およびコザの入り口会員
【主催】コザ漫遊国
【共催】てぃーだブログ/NPOコザの入り口案内所/島マス記念塾
【後援】琉球出版社/FMコザ/海邦総研/コザ商店街連合会
■事務局 NPOコザの入り口案内所
904-0004 沖縄市中央1-17-16 1F
電話:098-939-4845
E-mail:koza.annai☆gmail.com (☆を@に置き換えて下さい)
コザをテーマとした、印刷媒体未発表作品に限る。
優良作であっても、テーマ外の作品は、選考外とする。
ジャンルは不問だが、より幅広い層に作品を読んでもらうため、
作品傾向はてぃーだの基準に準ずること。また今回の募集部門は、
フォトエッセー部門およびショートストーリー(ドキュメント可)部門の、
二部門となる。
【賞金など】
フォトエッセー部門 最優秀5万円・優秀3万円、その他の入賞作に記念品。
短編部門 最優秀10万円・優秀5万円、その他の入賞作に記念品。
入賞作品は、まとめて出版する。
【応募期間】
2008年6月1日~2008年12月末日
【応募資格】
国籍年齢・プロアマ問わず。
【応募規定】
・原稿枚数
“フォトエッセー部門”
1作品に付、写真1点+400字~800字のエッセー(400字詰原稿用紙に換算して1~2枚)の形式とする
“ショートストーリー部門”
4000字~12000字(400字詰原稿用紙に換算して10~30枚)
・複数作品(1人の応募者につき3作品まで)応募可。但し印刷媒体未発表作品のこと。
・メールによるデータ送信、もしくは、コザ文学賞ブログへの直接投稿(ていーだブログ会員に限る)による。投稿した場合は、別途、メールにて住所・氏名などを要連絡のこと。
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2009年4月より審査委員会にて審査、優秀作品を選定、5月までに発表。
入賞作品は琉球出版社の協力を得て出版する。
【審査委員会】
阿川大樹/綺羅光/源河茂/荻野達司/わうけいさお/平田健太郎
【実行委員会】
コザ漫遊国閣僚およびコザの入り口会員
【主催】コザ漫遊国
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